カロリーに関する大きな誤解

Issued on May 2012
Reviced on Feb. 2018


目次


    1. はじめに
    2. カロリーには重さがない
    3. カロリー(cal)とは
    4. 天丼一杯のエネルギー
    5. 食品のカロリー算出方法
    6. 食品のカロリーと肥満の関係
    7. 低カロリー食品を食べ続けるとどうなる
    8. 人間は短期間で太ったり痩せたりする?
    9. カロリーのまとめ
  10. 脂肪分の高い食品に関する誤解
  11. 痩身運動に関する誤解
  12. まとめ

1. はじめに


恐らくこれを読むどなたも、痩せるためにはカロリーを控えなければいけないと思われているでしょう。

でも、それは大きな間違いです。

なぜそれが間違いなのかを、分かり易く且つ論理的にご説明したいと思います。

ダイエットを成功するためにも、美しくいるためにも、間違った知識や迷信は一掃しなくてはなりません。

多少誇張した表現もありますが、是非ご一読下さい。


2. カロリーには重さがない 


それでは食物のカロリーについて興味のある方に、少々ショッキングな事を最初にお伝えします。

カロリーと体重には、一切何の関係もありません。

体重は誰でも分かるとして、それではカロリーとは一体何者なのでしょう?

細かい説明の前に、先ずは以下の写真を見て下さい。



            

ごくありふれた牛乳のパッケージ写真なのですが、上段の栄養分析表を見て下さい。

たんぱく質は3.4g、脂質は3.8gとありながら、その上にエネルギーが69kcalとなっています。

これを見て、オヤと思われませんか?

たんぱく質も脂質も炭水化物も全て重さが書いてあるのに、エネルギーだけ重さではなく単位がkcal(キロカロリー)となっています。

実はこのエネルギーの量を表すkcalこそが、俗に言われるカロリーの事なのです。

あれ程カロリーの高い物を食べると太るとさんざん言われながら、何とカロリー(エネルギー)には重さないのです。

重さがない物を食べて、人は本当に太るのでしょうか?

それでは今日こそ、その謎を解き明かしましょう。


3. カロリー(cal)とは


カロリー、カロリー言いながら、何故かどのダイエット本にも一切触れていないのですが、ここでカロリー(cal)の正体について正確に且つ分かり易くご説明したいと思います。

そもそもカロリーとは本来”熱量”を表す単位で、高校の物理でいう所のエネルギー(もしくは仕事量)を表すのに使われます。

そして、カロリーと熱量とエネルギーには以下の関係があります。

1kcal = 4187J = 1.2mWh = 427kgf・m
カロリー 熱量 エネルギー エネルギー

これが何を意味するかと言えば、1kcal(キロカロリー)のエネルギ-があれが、以下の事ができるという訳です。

①水1リットルを1℃上昇させる。
②1.2mWの豆電球を1時間点灯させる。
③重さ427kgの物体を1m持ち上げる。(もしくは10kgの物を43m持ち上げる)

ですから、もし人が純粋に1kcal(キロカロリー)のエネルギ-を得たとしたら、上記の事が可能になるのです。

もっと分かり易く例えれば、カロリーとは電化製品を動かすための電気と同じということです。
(1kcal=1.2mWhからも電気と同じである事が伺えます)

どうです。電気に重さがありますか?




4. 天丼1杯のエネルギー 


それでは次に、食べ物のカロリーを考えて見ましょう。

例えば厚生労働省の資料によれば、天丼一杯のカロリが731kcalとあります。

      

先ほど1kcalのエネルギーで427kgの物体を1m持ち上げられるとお伝えしましたので、7321kcallだとその731倍ですから、427kgの物体を731mまで持ち上げられる事になります。

これを分かり易く100kgに換算すると、以下の様に3121mも持ち上げられる事になります。

731m×(427kg÷100kg)=3121m

すなわち、天丼一杯を食べると重さ100kgの物を富士山頂上まで運べるという訳です。

そんな事が信じられますでしょうか?

皆さんが心配している食品のカロリーとは、本来のカロリーとは全くかけ離れた、非現実的でいい加減な値なのです。

ちなみに、731kcalとはガソリンで約90cc(コップ1杯)分の熱量に当たります。

さすがにガソリンを飲む事はできませんが、731kcalの強いアルコールと731kcalの天丼を食べてどちらが太ると思いますか?

どちらも同じだと思いますか?


5. 食品のカロリー算出方法


それでは、そのいい加減な食品のカロリーとは一体どうやって算出しているかお伝えしましょう。

元々は、食物を燃やして熱量を測っていました。

具体的には、食物を燃やして試験管の水を温めて、その上がった温度から熱量を求めていました。


それでは余りに手間ですので、最近では食品の三大栄養素であるタンパク質と糖質と脂質の含有量を分析して、タンパク質と糖質は4kcal/g、脂質を9kcal/gとして計算しているだけなのです。


6. 食品のカロリーと肥満との関係


上記の様にいい加減な食物のカロリーですが、相対的な比較としては、どの食べ物を摂れば、より多くのエネルギーを補充できるかの目安にはなります。

ただし以下の理由により、それを摂って人がどのくらい太るかについては全く分かっていません。

①先ずそれを食べた人が、どれくらいエネルギーを消費するか分からない。

②人間のエネルギー変換効率が、食べ物を燃やした場合と同じかどうかも不明。

③更に言えば、吸収されずに排出されるカロリーがどの程度かも不明。

④最後に、そもそも人体に残ったエネルギー(カロリー)が、どの程度脂肪となるのか学術的或いは統計的なデータは一切無い。



すなわちカロリー(エネルギー)の入力値が分かっても、それがどの程度人体に脂肪として蓄積されるのか、全くもって分からないのです。

それでもまだ貴方は、カロリーにこだわり続けますか?


7. 低カロリー食品ばかり食べ続けるとどうなるか


それでは今度は、逆に低カロリーの食品を食べ続けたらどうなるか考えてみましょう。

恐らくどなたも、サラダの様な低カロリー食品を食べ続ける事こそ、健康的な食生活だと思われるでしょう。

それも大間違いです。

低カロリー(エネルギー)食品ばかりを食べていると、まともに活動できなくなり、疲れ易い/頭の回転が悪くなる/集中力が低下する/体の蘇生機能が低下する等、様々な問題が発生します。


それこそコンニャクばかり食べ続ければ、身体の免疫力も低下し、常にウィルスに冒されて熱っぽい状態が続く可能性すらあります。

健康で美しい状態を保ちたいのであれば、カロリーは適切に補充しておかなければなりません。

その量が適正な量かどうかを見極めるには、毎日体重を測って増減を確認する事だというのが、本サイトの主張です。


8. 人間は短期間に太ったり痩せたりするのか?


カロリーの話から外れますが、この話もここでしておきましょう。

人間は短期間に太ったり、痩せたりできるものでしょうか?

これは誰しも経験があると思いますが、一時的に絶食しても外から見て気が付くほどは痩せません。

その代わり、絶食を辞めた途端反動でより食べ過ぎる事もあります。

また一時的に食べ過ぎをしても、突然太ったりする事もありません。

更に、ヘトヘトに疲れるほど運動しても、突然希望の体型にはなりません。

実際マラソン選手が、スタート前とゴール後で目立った体型の差がない事からも明らかです。


何が言いたいかと言えば、太るにしろ痩せるにしろ、人間の体型が変化するのは相応の期間が必要という事です。

本サイトの検索語でも、”すぐに痩せたい””今すぐ痩せたい”が上位になるのですが、残念ながらそれは不可能と思った方が無難です。

痩せるには、身体に負担を掛ける事なく徐々に痩せていくしかないのです。

ですので、高額のエステサロンに行って一時的に(数cm)痩せたとしても、翌日には元に戻っている事を認識すべきです。


9. カロリーのまとめ


それではカロリーのまとめです。

食物のカロリーとは人が仕事するためのエネルギーを表しており、それが高い/低いかはどれだけ仕事ができるかどうかに関係し、体重が重い/軽い、ましてや太る/痩せるには全く関係しないのです。

それではなぜこの様にいい加減な話が社会全般に蔓延しているかですが、その方が商業ベースで得をする業界が多数存在しているからです。


もっと具体的な話をすれば、低カロリーの物ほど原価は安いので、売り側としては低カロリーの物をイメージを高めて高く多く売った方が得をするという訳です。

早い話が水で薄めれば薄めるほどカロリーは低下して、価格は高くなるという事です。

業者としては、こんなに美味しい話はありません。


10. 脂肪分の高い食品に関する誤解


ついでなのでもう一つお話しますと、一般的に脂肪分の高い食品はカロリーが高く体内に蓄積され易いので控えた方が良いと言いますが、これも全く根拠のない話です。

何故ならば、世の中には草食動物は多数存在しますが、それらの動物にも(生きていくために)脂肪は存在しているからです。



すなわち(人が一切脂肪分を採取しなくても)、食べ過ぎれば炭水化物からもタンパク質からでも脂肪は作られ体内に蓄積されるのです。

ならば、なぜ脂肪が貯まるかですが、それが一番体内に蓄え易いエネルギ-(組成)だからです。
(生物学的に言うと、脂肪を体内に蓄える事で、環境の変化に打ち勝って生き残る可能性が高かったからです)

更に言えば、バターよりマーガリンの方が太らないだの、炭水化物を控えた方が良いだの、甘いものは太るだのは、全く以って根拠が無いのです。

基本はあくまでも、選り好みをしないで、とにかく全体量を減らす事なのです。


11. 痩身運動に関する誤解


最後にもう一つ宜しいでしょうか?

ダイエットの一環として、特定の運動(ストレッチ、エキササイズ、有酸素運動、筋肉トレーニング、ジョギング、ヨガ等)を一緒に勧められますが、世の中でこれ程無駄なものはありません。


なぜならば、先ほどお伝えした様に、高カロリー食品には多くのエネルギーが含まれているのに関わらず、それを有効に使わずに摂取したものをただただ無駄に熱と二酸化炭素にして排出する事になるからです。

少々過激な言い方かもしれませんが、エキササイズとは自分の痩身のために地球環境を破壊していると言えるかもしれません。

それならば、太らない程度に食事量を減らすか、もしくはクルマを使う所を自転車にする、あるいはエレベーターを止めて階段を使う様にする等、摂取したエネルギ-を実生活の中でもっと有効活用すべきでしょう。

ましてや、(何方も経験があると思いますが)日常生活で全く役に立たないストレッチなどをやっても、長続きする訳がないのです。

長続きさせるには、日常生活の中に習慣化させる(できる)事が必要なのです。

少し言葉を変えると、スマートになるには、日常生活で習慣化できるダイエットだけを進める必要があるのです。

ですので、一生続けるのならともかく、いつか止めるエキササイズならば、今すぐ止めるべきです。


12. まとめ


話が長くなってしまいましたが、まとめです。

お伝えした通り、カロリー、脂肪、エキササイズ等の話は多分に商業ベースで流されていますので、その様な話は綺麗に忘れて、食べたい物(体が欲する物が一番体が必要している物です)を、自らの生活の運動量に合った(外乱に惑わされずに)必要な量だけ摂取する事が一番重要なのです。

ですので、何故か無性に脂肪分の高い食物(ステーキでも、バターでも、アイスクリームでも構いません)を食べたいときがあれば、そんなときは遠慮なく食べて下さい。


     

それこそが本当のダイエットなのです。

すなわち、Diet(ラテン語:dieta)の本来の意味は以下の通りで、自らが必要とする食べ物/飲み物は全てDietなのです。

The food and beverage a person or animal consumes.
”人もしくは動物が生きるために消費する食べ物/飲み物”

と言いながら、もし上の写真を見て、早速アイスクリームを食べようと思った方がいたら、それこそ外乱(本記事)の影響ですので、我慢しましょう。

それほど人の食欲は、周囲からの影響を簡単に受けるのです。

後述しますが、その中でも最も気を付けなければいけないのがテレビです。




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2-3. リバウンドの原因

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