3分で分かる
テニスのルール





1. はじめに


錦織選手の活躍と共に、テレビでテニスを応援する機会が増えてきました。

ところが身を入れてゲームを見ていると、意外にルールが分からず戸惑う事があります。

結局今どっちが勝ってるの?

あとどれくらいポイントを取れば勝てるの?

タイブレークて何?

見所はどこなの?

そんな貴方に、分かり易くプロテニスのルールと見所をお教えしたいと思います。

似たサイトは山の様にありますが、(細かいルールは割愛して)要点を3分で分かる様にまとめていますので、是非ご一読下さい。

これさえ読めば、今日から貴方はテニス通です。

なお薄い文字で書かれている箇所はおまけですので、スキップして頂いて結構です。


2. ルール


2-1. サーブの重要性


ルール説明の前にこの話をしておきましょう。

これを知るのと知らないのとでは、テニスの理解度が全く違います。

それが何かと言えば、テニスの場合、サーブをする方が格段に有利だという事です。


サーブの精度と強さが勝敗を大きく左右する

その理由は、(相手の干渉は一切受けずに)自分のペースで自分の狙った所に打てる事と、サーブは2回も打てるからです。

このため、サーブの回数を少しでも均等にするために、ルールも色々工夫されています。

また選手にとっては、万一サービスゲーム(サーブ権を有したゲーム)を落としたら、そのセットは負ける公算が非常に高くなりますし、逆にサービスゲームさえ落とさなければ、負ける事は決してないと言えます。

ただし、両者ともサービスゲームをキープ(確保)し続けると永遠に勝敗が付かなくなるので、ゲームカウントが一定以上拮抗した場合、後で述べるタイブレークと呼ばれる短期決勝戦が行われるという訳です。

ですので勝敗の見所としては、サービスゲームをキープした上で、いかにして相手のサービスゲームを切り崩すが鍵となります。

このため見てて楽しいラリーの強さよりも、むしろファーストサービスの成功率、或いはセカンドサービスの勝率、ダブルフォルトの少なさが、勝敗の行方を大きく左右すると言えます。


2-2. ゲームの全体像


それではいよいよ試合開始です。

1試合の全体像は以下の通りです。

ゲーム:
先に4点取れば勝者となり、1ゲームをゲットします。
ただし、もしその前に3対3になったらデュースと呼び、次に2点先取した方が勝ちとなります。

セット:
先に2ゲーム以上の差を付けて6ゲームを取れば勝者となり、1セットをゲットします。(注1)

勝者:
先に2セットを取れば勝者になります。
なおグランドスラムシングルス と デビスカップは3セット先取が必要です

注1:

ただしゲームカウントが6対6と均衡した場合は、見所の多いタイブレークを行い、次のゲームでどちらかが先に7点取った時点で1ゲーム(すなわち1セット)終了となります。

ただしこのゲームでもまた、カウントが6対6になった場合は、次に2点リードした方がそのセットの勝者になります。

またこの場合は、1ゲームしか行わないため、最初の1点終了時点でサーブ権は移り、以降は2点毎にでサーブ権は移行します。

また点数の和が、6点毎にコートチェンジを行います。

これでテニスのルールの半分はご理解頂いたと思ってOKです。




2-3. 点数の数え方


点数の呼び方は以下の通りです。(これがテニスのお洒落な所です)

     0点:ラブ
     1点:フィフティーン(15)
     2点:サーティー(30)
     3点:フォーティー(40)で、
     4点:(本来60なのですが)勝敗が決まったのでゲームと呼びます。

何故こう呼ぶかは(話が3分を超えてしまうのと)、0が卵(仏語のラフ)の形に似ているとか、時計の1/4読みとか諸説ありますが、余り面白い話ではないので、ここでは割愛します。

また点数のコール(宣告)は、サーバー(サーブ権のある方)から行います。

ですのでサーティー・ラブとコールされたら、サーバーが2点獲得していて、レシーバーが0点という事になります。

なおタイブレークの場合は、4点以上の点数が入りますので、他のスポーツと同様に通常の英語読み(ゼロ、ワン、ツー、スリー、、、)とコールされます。


2-4. ゲームの流れ


ゲームの流れについてはTVを見てさほど違和感はないと思いますが、まとめると以下の様になります。

①コインを投げて(もしくはラケットを回転し)、選択権を得たプレイヤーが、サーブ、レシーブ、コートのいずれかを選択し、相手が残りを選択する。

②ゲームを開始しする。

③1ゲーム終了後、サーブ権を交代する。

④奇数ゲーム(1、3、5ゲーム・・)終了後、コートチェンジと休憩(90秒)を行なう。

⑤②~④を繰り返し、どちらか先に2ゲーム差を付けて6ゲーム取れば1セット終了し2分の休憩。

ただしもしゲームカウントが6-6となったら、前述注のタイブレークを行う。

⑥②~④を繰り返し、先に2セット(もしくは3セット)取った選手が勝利者になります。

これだけ知って頂ければ、テニスの試合を十分楽しんで頂けると思います。


3. その他


3-1. グランドスラムスケジュール


グランドスラムとはテニスの試合の最高峰の事で、2017年のグランドスラム4大大会の日程は以下の通りです。



全豪オープン 2017年1月16日~1月29日
全仏オープン 2017年5月29日〜6月11日
ウィンブルドン 2017年7月3日~7月16日
全米オープン 2017年8月28日〜9月10日

ちなみにgrandとは壮大な、slamは打ち勝つという意味です。


3-2. 世界ランキング


2017/7/3時点での世界ランキングは以下の通りです。


Djokovic (2位)  Federer (10位)  Murray (1位)  Nadal (6位)  錦織 (5位) 


1位:アンディ・マリー(イギリス)30歳

2位:ラファエル・ナダル(スペイン)30歳

3位:スタン・ワウリンカ(スイス)32歳

4位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア)29歳

5位:ロジャー・フェデラー(スイス)36歳

6位:マリン チリッチ(ユーゴスラビア)29歳

7位:ミロス・ラオニッチ(カナダ)27歳

8位:ドミニク ティエム(オーストリア)24歳

9位:錦織圭(日本島根県松江市)27歳

なおこの世界ランキングは毎週更新されますので、余り一喜一憂しない方が良いかもしれません。

これをご覧頂きます様に、テニスプレーヤーのピークは30歳前後と思われますので、比較的若い錦織選手がこれから更に順位を上げる可能性は十分あります。


3-3. 見所


見所は全てと言いたい所ですが、3セット先取のグランドスラムですと3時間以上の試合はざらですので、そうも言っていられません。

どこが見所かは、選手の気持ちになれば分かると思います。

例えばですが、1セットを接戦で負けるのと大差で負けるのでは、疲労と落胆の度合いは明らかに接戦の方が上回ります。

としますと、サービスゲームを立て続けに2本失った様な敗色濃厚のセットは、見所が少ない可能性が高いという事になります。

一方、タイブレークの様にあと少しで勝敗が決する場面では、必然的に両者とも1ポイントのために全力を尽くしますので、間違いなく見所が多くなると言えます。


3-4. 最後に


これだけ知って頂ければ、松岡修造さんと共にテニスを十分楽しんで頂けるのではないでしょうか。


今年錦織選手が、日本人初のグランドスラムを制するか?

今から楽しみです。





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