真夏のビーチに最適なBluetooth対応スピーカー
BOSE SoundLink Wireless Music System


索引
 1. はじめに
 2. デザイン
 3. 操作性
 4. 音質
 5. メカニズム
 6. モバイル機器との接続方法
 7. PCとの接続方法
 8. まとめ


1. はじめに


真夏のビーチに最適なBluetooth対応スピーカーをお探しの方に、BOSEのSoundLink Wireless Music Systemのご紹介です。


本機は2009年に税込69,300円で発売されたのですが、小型ながら驚くほど豊かな低音を響かせてくれ、おまけに背面にリチウムバッテリーを搭載できるので屋外でのミュージック再生にも適しています。

ポータブルタイプのオーディオ機器は世の中には山の様にありますが、無反響の屋外でも音割れせずにこれだけの低音を再生できるのは本機だけだと思います。

元々は、専用のUSBキーをPCに差し込んでPCの楽曲を無線で再生するPC用スピーカーとして売り出されたのですが、実はA2DP(最新のオーディオデータ伝送プロトコル)に準拠したBluetooth対応スピーカーだったのです。

ですから、(あまり知られていませんが)わざわざ邪魔なUSBキーなど使わなくても、Bluetoothを搭載したあらゆる音楽プレイヤーに接続可能です。

当時なぜBluetooth対応スピーカーとして売り出さなかったのか、不思議でしょうがありません。

既に販売中止になっていますが、中古で見つけたら断然お勧めです。


2. デザイン


本体サイズは、背面にバッテリーを搭載していながらW307mm×H172.5mm×D127mm、重さ2.0kgと軽量コンパクトです。


また背面にはバスレフ用のダクトがあり、これを取っ手代わりにする事で、単体での持ち運びを可能にしています。


本機のデザイン上の大きな特徴は、スピーカー面が上方を向いている事です。

この形状は、2004年に発売された同社のSoundDockから採用されており、これによって本機を床や地面など低い場所に置いても、床や地面からの無用な反射や吸収を防いで効率の良い視聴空間を提供しています。


通常日本製のAV機器は、水平垂直を基本としており、この様に傾斜した外装を持った機器は殆どありませんが、インチを使う北米の製品においては稀に見られます。

かなり以前の事ですが、IBMのホストコンピュータの中に斜めに付いたモーターを見て感心したものです。

実際傾斜した機器を設計するのも、型を作るのも結構大変なのですが、こうやって斜めの設計できるセンスに感心します。

ヒューマンスケールであるインチ単位を使って設計すると、この様な設計が可能になるでしょうか?

なお本機は、2007年に発売された同社のSoundDock Portable(当時の価格:44,000円)がベースになっており、外観も似た様な形状になっています。


SoundDock Portable


ただしSoundDock Portableの外形寸法と重さは以下の通りですので、iPodを乗せる回転収納式のドック部分が無くなった分だけ、本機の方が小さく軽くなっている様です。

機種 外寸 重さ
SoundDock Portable W307mm×H175mm×D149.5mm 2.37kg
SoundLink Wireless Music System W307mm×H172.5mm×D127mm 2.0kg


なおリモコンは異なるものの、ACアダプタとバッテリーは共通です。


3. 操作性


本機の殆どの操作は、付属のリモコンで行います。


なおこのリモコンですが、電池交換蓋のコイン穴をねじり易いので、電池交換時は注意が必要です。

またこのリモコンがなくても、接続した親機で殆どの操作は可能なのですが、ただ一つ本機をペアリングモードにする事だけはこのリモコンが無いとできません。

ですので、万一紛失すると他のBluetooth対応機器と接続できなくなりますので、ご注意下さい。

ちなみにこのリモコンをBOSEに発注すると、送料込みですが3千円ほどします。

言い忘れましたが、本体側面にタッチセンサー式の音量調整ボタンがありますが、殆ど使う事はありません。

だったらこの代わりに、ペアリングスイッチを付けて貰った方が、よほど便利でした。

また背面のバッテリーは高価なリチウムイオン電池ですので、フル充電時で最大約3時間の大音量再生が可能です。


音質


何度か述べています様に特筆すべきはその音質です。

ご存じの様にスピーカーにとって最悪の環境は、四方八方が完全なオープンスペースで、おまけに下は音を吸収する海辺のビーチなのですが、そんな中でも驚異的な低音を再生します。


音楽再生にとって最悪条件のビーチ


過去にも屋外用として以下の様などでかいスピーカーが売り出されましたが、重さは7kg近くあり、それでいていざビーチで聴いてみると低音は埋もれて平板な音になっていました。


ところが、本機の場合これほどコンパクトにも関わらずそれ以上にパワフルで、低音も十分再生されるのです。


SoundLink wireless music system on the beach


これは誰が聴いて同じ感想を持ちますので、間違いないと言って良いでしょう。

敢えて問題点を挙げれば、ついつい音を大きくしたくなる気持ちを抑えるのが大変な事ぐらいです。




メカニズム


このコンパクトな筐体からは想像もつかない豊かな低音を再生する理由は、パイプオルガンの重低音や管楽器の管共鳴の原理を応用した、ボーズ独自の低音再生技術「ウェーブガイド・テクノロジー」を採用しているからです。


低音を共鳴させて増幅するのは一般的に行われているのですが、BOSEのそれは明らかに他社を超えています。

この技術は、昔々BOSE教授がSONYに売り込んだのですが、SONYはその申し入れを断ったそうです。

今考えれば、惜しい事をしたものです。

さらに、2つのトランスデューサーにネオジウムマグネットを使用することで、最小限のスペースから最大限のパフォーマンスを実現しています。


また、アクティブ・エレクトロニック・イコライゼーションにより、自然なトーンバランスを保ち、サウンドを忠実に再生します。

さらに、コンプレッション回路により、音量に応じて最適な音響バランスに自動制御し、どの音量レベルでも歪みのないクリアで迫力ある高品質なサウンドを楽しめます。

このため音質を調整するダイヤル等は一切ありません。

今時ポータブルのBluetoothスピーカーは以下の様に山ほどありますが、本機は間違いなくそれらと一線を画すモデルと言えます。

         

また余り気が付きませんが、再生が始まると徐々に音量を上げていくフェードイン機能も装備されているとの事です。 


モバイル機器との接続方法


USBキーを使った接続方法は、説明書に記載されていますので、ここではUSBキーを使わないでスマホやタブレットとの接続方法をiPhoneを例にしてお知らせします。

正味3分程で接続できます。

1) サウンドリンク用リモコンのワイヤレスソースボタンを長押しします。


2)するとサウンドリンク中央の白色LED(ワイヤレスインジケータ)がゆっくり点滅を開始します。

3)次にiPhoneの設定画面を開き、Bluetoothを選択します。


4) Bluetooth画面のスライドスイッチをクリックし、Bluetoothを有効にします。


5) Bluetoothを有効にすると、近くにあるBluetooth機器の検索を開始します。



6) 暫くすると、検索画面にBose SoundLinkと表示されます。


7) 表示されたBose SoundLinkをクリックして暫くすると、サウンドリンクから”ピコ”という音がして、接続が完了します。

同時に検索画面にも接続済みの表示が現れます。


8) iPhoneで音楽を掛けると、サウンドリンクから音が出ます。


PCとの接続方法


次に、USBキーを使わないでPCと接続する方法をお知らせします。

1) サウンドリンクリモコンのアンテナマークの付いたボタンを長押しします。

2) サウンドリンクの中央のLEDがゆっくり点滅する事を確認します。

3) サウンドリンクと接続するPCのコントロールパネルを開き、”ハードウェアとサウンド”をクリックします。


4) ハードウェアとサウンドのウィンドウから、”ワイヤレスデバイスを追加します”をクリックします。


5) 以下のウィンドウが表示されるので、サウンドリンクが見つかるまで暫く待ちます。


6) サウンドリンクが表示されたらサウンドリンクを選択して”次へ”をクリックする。


7) デバイスのペアリングコードを入力する(E)をクリックする。


8) ペアリングコード欄に”0000”を入力する。


9) 以下のウィンドウが表示されたら、ドライバーが自動的にインストールされるので、インストールのメッセージバルーンが消えたら閉じるをクリックする。


10) PCで音楽を再生して、サウンドリンクから音が出る事を確認する。

11) 終了

SoundLink Wireless Music Systemの系譜


それではここで、余り知られていない面白い事をお伝えしたいと思います。

前述しました様に本器はSoundDock Portableのスピーカーユニットを使っているとお伝えしましたが、実はこのスピーカーユニットはその後も使われ続けているのです。

という訳で、この系譜を眺めてみたいと思います。


2007/11

SoundDock Portable (44,000円税別)

SoundDock Portableは、約3時間フルボリューム再生が可能な充電式専用バッテリーを搭載したiPod専用のデジタルミュージックプレーヤーです。

2009/11

SoundLink Wireless Music System (69,300円税込)

SoundDock Portableのスピーカーシステムを流用して、Bluetoooth対応としたデジタルミュージックプレーヤーです。

2012/9

SoundLink Air digital music system (36,750円税込)

SoundLink Wireless Music SystemがBluetoooth対応だったのに対して、Apple社のAirPlay対応としたデジタルミュージックプレーヤーです。

2014/3

SoundTouch 20 Wi-Fi music system (46,200円)

BOSEの無料ソフトであるSoundTouch appを使用して、Wi-Fi経由で音楽再生を行うデジタルミュージックプレーヤーです。

2014/10

SoundTouch 20 II Wi-Fi music system (46,200円)

ハード的には第1世代と同じながら、音楽ストリーミングサービス Pandora に加え、新たにDeezer、SpotifyとiHeartRadioに対応するためファームを更新したモデル。

2015/9

SoundTouch 20III wireless music system (44,000円)

第2世代まではWi-Fi専用機であったのに対して、第3世代からは更にBluetooth対応としたモデル。

更に上記スピーカーユニットを中型と呼ぶとしたら、大型と小型のスピーカーユニットもBOSEには存在します。

それが以下のSoundTouch 30とSundTouch Portableです。


先ずSoundTouch 30については、SoundDock 10の大型スピーカーユニットを流用しています。

2009/11

SoundDock 10 digital music system (77,700円)

この事は、以下の表にあります様に、両者のサイズを比較して頂ければ分かると思います。

機種 外寸 重さ
SoundTouch 30 W435mmxH247mmxD181mm 9kg
SoundDock 10 W431mmxH223mmxD244mm 10kg


なおSoundDock 10の方が、奥行きと重さが大きいのは、本体正面にあるドック部の影響になります。

またSoundTouch Portableについては、SoundLink Wireless Mobile speakerの小型スピーカーユニットを流用しているのは、同じ様に分かって頂けると思います。

2011年10月21日

SoundLink Wireless Mobile speaker(36,750円)

機種 外寸 重さ
SoundTouch Portable W249mmxH148mmxD64mm 1.5kg
SoundLink Wireless Mobile speaker W244mmxH130mmxD48mm 1.3kg



まとめ


軽量コンパクトでバッテリー搭載で、音が良いスピーカーをお探してでしたら、今でもサウンドリンクが最高と断言できます。

BOSEからも似た様モデルはあるのですが、SoundLink Air digital music systemとSoundTouch はWi-Fi環境が必要なため、屋外での使用には無理があります。

         
またSoundLink Wireless Mobile speakerやSoundLink Mini、SoundLink Colorについては器が小さ過ぎます。

という訳でもしこの夏サウンドリンクを使いたいとなったら、後継機に期待するか、もしくは中古が出品されるのを気長に待つしかりません。




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