東芝洗濯機(AW-404)のエラー解除方法

2017/12/9

目次


1. はじめに
2. 現象
3. 分解作業
4. エラー解除方法
5. 注意事項
6. 最後に


1. はじめに


最近の電化製品は、以前と違ってMPU(Micro Processing Unit)を搭載している事もあり、自己診断機能が充実してきました。

それはそれで良い事なのですが、一度(ひとたび)発煙・発火や人体に危害を及ぼす可能性のある重度のエラーを検知すると、そのエラーを修理に来たサービスマンが解除しない限り、永遠に使えなくなる仕様にしている製品が多々あります。

実はつい最近、毎日使っている東芝製洗濯機(AW-404)においても、いきなりこの重大エラーが発生して、何をどうやっても動かず(溜まった水さえ流せず)本当に苦労させられました。

この場合、本当に重度の故障が発生しているのならともかく、たまたまMPUが誤動作したり、電源等に起因する外部ノイズによってエラーを誤検知した場合でしたら、とんでもない迷惑を顧客が被る事になります。

という訳で、今回色々調べてようやく分かったそのエラーの解除方法と注意事項を、ここに余す事なくお伝えしたいと思います。

同じ様な現象に直面して、修理を依頼するか、はたまた買い換えるか思案されている方は参考にして頂ければと思います。


2. 現象


さて、問題の東芝製洗濯機は2011年製のAW-404で、かれこれ5年以上使用しています。


この洗濯機を使用中、突然エラー表示になり、それ以降電源を切っても、コンセントからプラグを抜いても同じエラーを表示した後電源が落ちます。

エラー表示の詳細は、下の絵の様に”行程”と”コース”に付いている4個のLEDが交互に点滅して、合わせてブザーがピーピーと鳴動します。


重大エラー表示状況

これをマニュアルで調べると以下の様に書かれており、カスタマーセンターに誘導される様になっています。


重大エラーの説明書(ただし”コース表示の左半分”の意味が不明)

洗濯機の故障くらいでいちいち修理を依頼していては、いくらお金があっても足りません。

という訳で、早速分解に取り掛かります。


3. 分解作業


と言っても、このエラー表示は(重度という事以外)どこの故障かさっぱり分からないため、センサーがある箇所や稼働する部分を重点的に見ていきます。

具体的には、洗濯機を屋外に引っ張り出して、裏カバーを外します。

更に横にして溜まったままの水を流してから、排水口やらモーターやらブレーキやら水位センサーやらを調べてみるのですが、それらしい不良箇所は見当たりません。

また元に戻して、表示パネル内部も調べてみますが、素子の焼損等やコネクターの接触不良もありません。

あれやこれやで、既に数時間は経過したでしょうか。

ですが、あれこれ試している内に、奇妙な事に気が付きました。

それは、何をやっても電源を入れると1秒もしない内にエラー表示となり、電源が落ちる事です

通常の家電製品ならば、電源を投入してからイニシャルチェック(センサーやモーター等の動作確認)をするだけでも数秒は掛かるはずです。

それだけでなく、リレーやソレノイド等の動作音も多少しそうなものですが、そんな気配も全くありません。

これからすると、重度のエラーを検知して以降、MPUがそのエラーを保持したままになっている可能性が多分にあります。

だったら、もしかしたら何かしらエラーを解除する方法があるのではないか?

と思って、操作パネルのボタンを色々組み合わせて押してみると、見事エラーを解除できました。

それではその方法を、以下に開示します。


4. エラー解除方法


エラーの解除方法は以下の通りです。

1. まず電源をOFFします。

2. 次に、”行程”と”コース”と”予約”のボタンを押しながら”入”ボタンを押します。


赤丸のボタンを押しながら矢印のボタンを押す

3. これでエラーは解除されましたので、通常通り使用できます。


5. 注意事項


それでは次に、注意事項をお伝えします。

はじめにでもお伝えしました様に、このエラーの原因がMPUの誤動作だったり、電源等からのノイズでしたら、このまま使用して全く問題ありません。

ですが、もしまた同じエラーが発生した場合は、実際に洗濯機に不具合が発生している可能性が非常に高くなりますので、その際は迷わず修理を依頼しましょう。

推測ですが、恐らくモーターの昇温、もしくは過電流が検知されたのではないかと思います。

その際、何月何日で1回発生し、今回は2度目である旨を修理先に伝えれば、より確実な修理を実施して貰える筈です。


6. 最後に


さて、ここまで読まれて、皆さんはどう思われるでしょう?

中には重度の故障なのだから、(エラーを解除せずに)修理を依頼するべきだと思われる方もいらっしゃるでしょう。

もしそうだと思われる方は、そうすべきです。

ですが、折角お金を払ってサービスマンに来て貰っても、どこも悪くないので、何も交換しないで(エラーだけ解除して)様子見とする事も良くある話です。

或いは安全を見て、悪くもないモーターや駆動基板やブレーキを、時間と手間を掛けて交換する事もあるかもしれません。

いずれにしろ、本件に対してどう対応するかは、ご自分で判断して頂ければと思います。

またメーカーにも言いたいのですが、重度のエラーだからと言って、たった1度検知しただけで顧客の製品をいきなり使えなくさせて良いのでしょうか?

せめて2回(もしくは3回)検知したら止める様にすれば、本当に故障かどうかの信頼度は2倍(もしくは3倍)になります。

その場合確かに発煙・発火のリスクも増えるのですが、自己診断機能が故障しない限り、単純に発煙・発火のリスクが2倍、3倍になる訳ではありません。

また信じられないかもしれませんが、ボーイングの旅客機においては、エラー表示のいくつかはリセットしてエラーが消えればそのまま飛行しても差支えないとマニュアルに記載されている程なのです。

日本のメーカーも、そろそろ考え直す時期に来ているのではないでしょうか?

お掃除ロボットが日本で作られなかったのは、間違いなくそのせいです。




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